ラグビーの経験がある人やラグビー観戦をしたことがある人は聞いたことがあるかもしれません。「カチる」という言葉。ラグビーに関わりのない人にはきっと意味が分からないこの「カチる」という言葉について分かりやすく解説します。
ラグビーの「カチる」「カチられる」「かちる」「かちられる」とは?
ラグビーをプレーしたことがあれば使ったり耳にしたりする言葉であるカチるの意味を解説します。観客として見ている側からは、「カチ上げてるな~」などのように使います。
- カチる → タックルして相手を持ち上げて倒すこと
- カチられる → タックルされて相手に持ち上げられて倒されること
つまり、「カチる」が「タックルする側」、「カチられる」が「タックルされる側」ということになります。
参考動画もYouTubeにあるので確認してみてください↓
試合でカチるのは危険!?
ラグビーでのケガで最も多いのはタックルによるケガであり、以前より「危険なタックル」は問題視されてきましたが、2018年の大学アメフトや高校野球でのタックルによる事故を機に、ラグビースポーツでも危険なタックルを減らそうと努力が続けられています。
現在では危険なタックルはすぐに反則としてレッドカードがでるようになり、試合でのケガの数も減ってきています。以前はイエローカードだったタックルも現在では普通にレッドカードです。
危険なラグビーから安全なラグビーへ、ラグビー界でも努力が続けられているのです。
安全なタックルを身につけよう
ラグビーでの安全なタックルを身につけるために、どんなタックルが危険なのか理解しておく必要があります。
- 肩より高い位置へのコンタクトタックル(首や頭の周辺へタックルすること)
- 空中でのコンタクトタックル
- レイトタックル(ボールをパスした後のプレーヤに向けてタックルすること)
- アーリータックル(ボールを持っていない、パスされる前のプレーヤーにタックルすること)
- 逆ヘッドでのタックル
指導者であっても、プレーヤーであっても、ラグビーを行う上での相手への責任を持ち、自分を守るためにも、安全なタックルを意識してケガなくプレーしていきたいですね。