スノーボード

プロスノーボーダーの事故から学ぶ注意点と安全対策【スノーボード】

スノーボードの事故

「スノーボードを楽しむために注意することは何だろう・・・?」

「事故を起こさないためにはどうしたらいいの・・・?」

スノーボード初心者にとって、このように考えている人がいるのではないでしょうか。

毎冬、多勢の人が楽しむスノーボード。

しかし、その一方で多くの事故が起きているのも事実です。

スノーボードは注意を怠ると大きな事故を起こすことがあり、悲惨な目に遭ってしまったプロスノーボーダーもいます。

本記事では過去に起きた事故例から、スノーボードの注意点と安全対策についてご紹介します。スノーボードを楽しむために知っておくべきことが書いてありますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

プロスノーボーダーの事故

岡本圭司選手の事故(2015年)

プロスノーボーダーの岡本圭司選手は、ゲレンデではなくコース外の自然雪の中、崖から道路を飛び越えるという映像の撮影中に道路へ転落してしまいます。

その衝撃で腰椎など十数カ所を骨折し、下半身不随になってしまいました。

担当医からは退院後も日常生活は車椅子になることを宣告されていましたが、1年以上にわたる壮絶なリハビリによって自立歩行が可能になるまで回復。

その後パラスノーボーダーとして競技に復活しました。

三宅恭太選手の事故(2015年)

プロスノーボーダーの三宅恭太選手は、長野県の白馬八方尾根スキー場で、コース外滑走から沢に転落して亡くなりました。

三宅選手は友人2人とコースから外れた林の中をスノーボードで滑っていましたが、途中で姿が見えなくなり、友人が周囲を探したところ、沢に倒れているのが見つかったということです。 

三宅選手は滑走中に誤って転落したと考えられます。

スノーボードでの事故

2021年1月の事故

北アルプスの八方尾根で、4人でスノーボード滑走中に、3人が天候不良によりコース外へと滑り込み、道に迷って行動ができなくなる山岳遭難が発生。

その後3人は山岳遭難救助隊員により救助されました。 

2021年3月の事故

北海道赤井川村のスキー場近くの山中で、スノーボードで滑走中だった女性が雪崩に巻き込まれました。

その後消防ヘリで病院に搬送されましたが死亡が確認されました。

女性は知人ら5人とコース外を滑走中に1人だけ雪崩に巻き込まれたとのことです。

上述の4つの事故例に共通していることは、いずれも「コース外滑走」ということです。

岡本圭司選手の場合は撮影時なので他の例とは少し違いますが、それでも4つの事故は全て未然に防ぐことができたのではないでしょうか。

滑走者や周囲の人が注意さえしていれば・・・。

スノーボードの注意点と安全対策

スノーボードの事故は、もちろん「コース外滑走」だけではありません。コース内でも、衝突や転倒などで大怪我をすることがあります。

ただ本記事では、近年事故が増加している「コース外滑走」に焦点を当て、注意点と安全対策についてご紹介します。

「バックカントリー」と「コース外滑走」の違い

スノーボードで、「バックカントリー」と「コース外滑走」が混同されがちなので、二つの違いをご説明します。

バックカントリー

  • ゲレンデを利用せず登山ルールに従って、冬山装備し山に登って滑ること
  • ゲレンデの頂上からアプローチできるスキー場で、ルールに従って滑ること

コース外滑走

  • スキー場の立入禁止区域に入り込んで滑ること
  • ゲレンデを利用せず登山ルールに従わないで、山に登って滑ること
  • ゲレンデの頂上からアプローチできるスキー場で、ルールに従わないで滑ること

つまり、バックカントリーは「ルールを守って」行われますが、コース外滑走は「ルールを違反」して滑ることです。

スノーボーダーが守るべき注意点は?

スノーボーダーが絶対に守らなければいけないルールは、「コース外滑走」をしないことです。

そのための注意点はただ一つ。

「ロープやネットの外へ侵入」してはいけません。

なぜなら、木が自然の状態のままであったり、急激な段差があったりするなど整備されていない区域だからです。コース外滑走は「いけない」とわかっていながらロープやネットをくぐり、自己の欲求だけを満たそうとする危険であり残念な行為です。

「このくらいなら平気だろう、自分だけは大丈夫だろう、他の人もやっているから・・・」など、怪我や遭難に巻き込まれ、捜索や救助が行われた場合の費用が自己負担になることもあります。

スノーボーダーの安全対策とは? 

「フカフカの新雪を滑ってみたい」

こう考えるスノーボーダーは必ずいるでしょう。ここでは、「バックカントリー」のリスクと、守るべき安全対策についてご紹介します。

バックカントリーのリスク

  • 雪崩の発生
  • 崖や急斜面からの滑落
  • 天候の悪化によるルートの喪失
  • ルート選択ミスによる進路の喪失

バックカントリーの安全対策

  • 経験豊かなメンバーと行動を共にする
  • 天候、気温、雪の状態など最新状況を把握する
  • 山の地形やルートを把握する
  • 体力と山の知識が備わっている
  • 必要な装備を揃える(防寒具、携帯電話、救急キット、雪崩ビーコン、ゾンデ棒、食料、ヘッドランプ、地図、ライター、スコップなど)
  • 登山計画の作成と登山届を提出する

まとめ

スノーボードは自然を相手にしたスポーツ。見晴らしの良い銀世界の斜面を滑ると開放感や高揚感を得られます。ところが、その高ぶりからつい自分の気持ちを抑えられず、コース外へ出て行ってしまうことがあるのではないでしょうか。何も事故なく降りてくれば「人に迷惑かけて無いから」というセリフを耳にすることがあるかもしれません。

しかし、それは結果論であり「人に迷惑をかけてしまう可能性がある」のであれば、未然に注意すべきです。スノーボードだけではなく、スポーツを楽しむ前提はルールを守ること。ルールを守らなければ、自分が被害者になるばかりでなく、加害者になってしまうこともあるかもしれません。

スノーボードの楽しみ方は人それぞれです。大自然を満喫したり、友人との滑走を楽しんだり、競技に参加したり・・・。ルールをしっかり守ってスノーボードという素晴らしいスポーツを楽しみ、少しでも事故がなくなっていくことを願いたいですね。

ABOUT ME
terafumi
小学校からテニスを始め、スポーツの魅力にハマり、大学は体育科に進学。 卒業後はスポーツ業界を専門とするライターとして活動している。
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