今回はソフトバンクホークスの戦術について見ていきたいと思います。
ソフトバンクホークスはこれまでにリーグ優勝21回、日本一が11回とまさに名門と呼ぶに相応しいようなチームです。
2021年のシーズンをもってこれまでの工藤監督から藤本監督へと交代し、これからソフトバンクホークスがどのようなチームとなっていくのか注目されるところです。
今回はソフトバンクホークスが今後どのような戦術をもって戦っていくのか、これまでの情報を振り返りつつ予想してみたいと思います。
ソフトバンクとは
ソフトバンクのチームとしての正式名称は福岡ソフトバンクホークス。
その名の通り福岡県をフランチャイズとし、福岡市の中央区にある福岡PayPayドームを本拠地としています。
元々は南海鉄道を親会社としたプロ野球チームでした。そのため南海ホークスというチーム名を覚えている方も多いかもしれません。
その後ダイエーに売却され、チームごと福岡に移転します。
南海時代は関西の球団として知られていましたが、福岡ダイエーホークスとなったことで地元の人にも愛されるチームとなったと思います。
今や福岡のシンボル的なプロ野球チームですよね。
2005年にはソフトバンクがダイエーの保有していた球団株式と興行権を取得し、福岡ソフトバンクホークスとして新たなチームに生まれ変わりました。
南海時代を含めると1938年に球団が設立されているので、とても歴史の長い由緒あるチームだと言えそうです。
ソフトバンクの特徴
数度のチーム売却を経験してきたホークスですが、ソフトバンクに経営が移ってからは資金力に恵まれたチームとなりました。
柳田悠岐選手の年俸は6億2000万円。他にも年俸が1億を超えている選手が17人もいます。
他の球団と比べると大盤振る舞いと言ってもいいほどの気前の良さです。尚且つソフトバンクホークスは若手の育成にも力を入れています。
2021年のシーズン終了後には育成ドラフトで14人もの選手を指名しました。
将来的には現在の三軍制度を四軍まで拡張する構想もあるそう。
育成から活躍している選手も多く、選手にとっても良い環境で野球ができているようです。
このようにソフトバンクホークスは生え抜きの選手をしっかりと育て上げ、また活躍に応じて年俸の交渉についても応じていることが伺えます。
ファンにとっては応援している選手がずっと地元のチームでプレーを続けてくれることは大変喜ばしいことですし、それもソフトバンクホークスというチームの魅力だと言えるでしょう。
ソフトバンクの最新スタメン
2021年シーズン最終戦のスタメンは以下の通りです。
- 1番 三森
- 2番 釜本
- 3番 栗原
- 4番 デスパイネ
- 5番 中村
- 6番 牧原
- 7番 甲斐
- 8番 リチャード
- 9番 柳町
今シーズンも柳田や甲斐といった代表選手が活躍しました。
クローザーはシーズン途中からモイネロが任されています。シーズン序盤はグラシアルが中軸を担うことが多かったのですが、故障もありシーズン終了まで復帰は叶いませんでした。
今年はグラシアルの他にも故障した選手が多く、なかなか万全の状態でスタメンを組むことが難しかったかもしれません。
しかし来シーズンは監督が交代することもあり、大幅なスタメン刷新も予想されます。
今後どのような選手が活躍するのか、注目しながら応援するのも良いでしょう。
ソフトバンクの戦術
ソフトバンクホークスのチームの特徴といえば攻守のバランスの良さが挙げられます。
良いピッチャーと良いバッター、どちらも取り揃えているという印象です。
生え抜きの選手が多く活躍しているあたりからも、その育成力の高さが窺えます。日本代表としての経験を持つ選手もたくさんいますよね。
特に印象が強いのはピッチャーの方でしょうか。ソフトバンクホークスは良いピッチャーが次々と活躍しています。
千賀投手は東京オリンピックでも活躍しており、ホークスの中でも知名度の高い選手の一人です。
そんな千賀投手も実は育成出身。
育成ドラフトを経て加入した選手が多く活躍しているのもソフトバンクホークスの特徴ではないでしょうか。
つまりピッチャーがしっかりと相手チームを抑えて、その間にバッターが点を取る横綱相撲のような野球。
そんな王道とも言える戦術がソフトバンクホークスの強みです。これだけ良い選手が揃っていないと守り勝つ野球をするのは難しいですよね。
セオリー通りの戦術が持ち味なので、ファンも安心して応援できるのかもしれません。
ソフトバンクの注目選手
攻守ともにバランスの良いソフトバンクホークスの選手の中で、今後の活躍に注目をしたいおすすめの選手を紹介します。
甲斐拓也
ソフトバンクホークスで正捕手を務める選手です。
東京オリンピックでも活躍したので、他の球団ファンからも一番認知度が高い選手かもしれません。
そんな甲斐選手ですが実は元々育成ドラフトで指名され、入団した選手。
2018年には育成ドラフト出身の選手としては初めての日本シリーズMVPを受賞しています。
そんな甲斐選手の特徴は代名詞でもある甲斐キャノン。最速1.71秒で二塁まで送球し、盗塁を狙う走者をアウトにします。
甲斐選手は身長170cmとプロ野球選手にしては小柄な体格で、遠投も115メートルとあまり突出した数字ではありません。
しかしそれがかえって素早い動作を生み、本来の強肩を発揮しているのです。
リードも12球団ナンバーワンとの呼び声が高く、ここ数年は2桁本塁打を記録するなど打撃にも魅力があります。
年齢もまだ28歳と若く、今後もまだまだ活躍してくれる選手の一人でしょう。
周東佑京
野球といえば速球で打者をねじ伏せるピッチャーや、ホームランバッターが注目されることが多いです。
しかし周東選手のように小技が効く選手も野球というチームスポーツには欠かせません。
周東選手の特徴は何と言ってもその足の速さ。50メートル走の記録は5秒7、一塁まで3秒8のタイムで到達します。
その足を生かして2020年には盗塁王のタイトルを獲得。この年には13試合連続という連続試合盗塁数の世界記録も残しています。
守備面では内外野どこでも守れるというユーティリティープレイヤー。
今シーズンは故障が相次ぎ、出場数も70試合にとどまりました。
ですが来シーズンには手術から復帰し、またその快足で球場を沸かせてくれることでしょう。
ソフトバンクの監督
2021年シーズンまでは7年にわたり工藤監督がソフトバンクホークスの監督を務めていました。
工藤監督は現役引退後から解説者として活躍しており指導者としての経験が無かったため、監督就任時には不安視される声もあったと記憶しています。
しかし蓋を開けてみれば2020年までの成績は全て1位および2位。素晴らしい成績を残していると言えるのではないかと思います。
実は工藤監督は引退後に筑波大学の大学院でスポーツ科学を学んだ理論派。
元からチームに地力があった面は否めませんが、現在の投手王国を築き上げたのは工藤監督の功績の一つだと言えるでしょう。
2021年シーズン、ソフトバンクホークスはリーグ4位に沈み、藤本監督への交代が報じられています。
藤本監督は元々ソフトバンクホークスで打撃コーチや三軍監督・二軍監督を歴任している人物です。当然ホークスの若手選手については熟知しているはずです。
なので来シーズンからはフレッシュな選手が起用され、今までとは違うソフトバンクホークスになる可能性も高いのではないでしょうか。
来シーズン以降ホークスの戦い方がどう変化していくのか、今から楽しみですね。
ソフトバンクの最新情報
ソフトバンクホークスは今シーズン4位という順位で終わってしまったので、ポストシーズン進出はなりません。
ただしホークスはすでに来シーズンへ向け動き出しています。
まずは監督の交代。それによりコーチ陣の顔ぶれにも変化が見られます。
藤本二軍監督が一軍の監督へ昇格したため、空白となった二軍監督のポストには小久保監督が就任しました。
小久保監督といえば侍ジャパンの初代常設監督を務めた人物でもあります。
こちらの戦いにも注目が集まりそうです。
まとめ
以上ソフトバンクホークスの強さにまつわる戦術についてご紹介してきました。
今シーズンは残念な結果に終わってしまったホークスですが、来シーズンからの飛躍が期待されます。
藤本新監督がどのような采配を振るうのか、ソフトバンクホークスがどのようなチームへと変わっていくのか注目ですね!
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オフシーズンの情報もチェックしつつ、来シーズンもさらに盛り上がりましょう!