常に強いチームであることを求められ、毎シーズンきちんと結果を出してきた読売巨人軍。
今回はそんな巨人のチームとしての戦術について注目してみたいと思います。
巨人といえば言わずと知れた人気を誇るプロ野球球団ですよね。もちろん知名度も高く、話題に上がることも数多くあります。
2018年からは原辰徳監督が3度目の監督就任となり、巨人のチーム戦術についてさらに注目度が増したと思います。
原監督の就任以降も2年連続で優勝を果たすなど、これ以上ない結果を出し続けています。
今回はそんな巨人の強さの秘密、意外と見落とされがちな戦術についてピックアップして見ていきたいと思います。
巨人とは
まずは巨人という球団について。
巨人というのはあくまで略称であり正式名称は読売ジャイアンツ、または読売巨人軍となります。
日本のプロ野球球団の中でもセントラルリーグに所属するチームの一つですね。巨人は現在のプロ野球球団の中では一番古い球団となります。
本拠地は東京ドームであり、東京の球団というイメージが強いです。
しかし以前から各地で試合を行っているため、全国に数多くのファンがいます。
スポンサーとして読売新聞グループがついており、豊富な資金力もチームとしての特徴の一つです。
まさに球界の盟主との呼び声に相応しいチームだと言えるでしょう。
巨人の特徴
巨人といえばやはりその資金力が特徴の一つですよね。
2021年シーズンの開始時にもテームズ・スモーク・ハイネマンと3人の外国人が新しくチームに加わるという補強を行っています。
しかもテームズは1億2500万円、スモークは3億1500万円という推定年俸が報道されています。
これだけの選手が一気に加わるというのは金額だけ見ても驚きですよね。
その資金力は確かにインパクトがありますが、実は巨人という球団は育成にも力を入れています。
巨人は2軍の下にもう一つ3軍を持っており、新たな選手の発掘にも余念がありません。
育成出身の選手を一軍で起用することもあり、最近では松原聖弥選手が目覚ましい活躍を見せていますよね。
このように意外とお金を掛けた補強だけではなく、外様と生え抜きの選手の融合を良いバランスで果たしているのが巨人の特徴かもしれません。
巨人の最新のスタメン
ここで2021年シーズン最終戦の巨人のスタメンについておさらいしておきましょう。
- 1番 松原
- 2番 吉川
- 3番 丸
- 4番 岡本和
- 5番 中田
- 6番 大城
- 7番 立岡
- 8番 廣岡
となっています。
この一年、4番は岡本で固定されていました。
やはり巨人の4番というのは特別なものがあるのでしょう。
最終戦のスタメンには選ばれていませんでしたが、巨人のキャプテンでもある坂本選手はシーズンを通して2番や3番を任されることが多かったようです。
巨人のキャッチャーは日本代表として選出されたこともある小林選手などもいますが、今シーズンは大城選手が数多くの試合で起用されていました。
特に炭谷選手が7月にシーズン途中で東北楽天ゴールデンイーグルスに金銭トレードで移籍してからは、その傾向が顕著でした。
シーズン途中でのトレードといえば、中田選手が加入したのも大きなトピックスでした。
こちらは金銭トレードではなく、不祥事による無償トレードとなりました。
中田選手といえば国際試合で4番として出場した経験もあり、日本を代表する選手の一人といえます。
そんな選手が無償で新たに加わったのですから、これはチームとしては非常に大きかったでしょう。
巨人の最新戦術
巨人は他のチームから中心選手を獲得することも多く、その顔ぶれに注目されがちです。
しかし今回は巨人のチーム戦術について見てみましょう。
原監督の采配は独創的で、時にファンであっても意表をつかれるようなものが多いです。
たとえばピッチャーを変える時はスパッと変える。1アウトごとに交代させ、細かく継投を繋いでいくことも珍しくありません。
先手先手で選手をよく動かしていくのが原監督の采配の持ち味だとも言えるでしょう。
普通は選手を交代させて上手くいかなかったらと考え、判断が鈍ってしまうもの。しかし原監督の采配にはそのような面が見られず、潔さすら感じさせるのです。
型にとらわれない柔軟さと、それを実行する決断力。それこそが今の巨人の強さにつながっているのでしょう。
巨人の注目選手
巨人は原監督の采配と有力な選手が集められたチームです。その中でも注目すべき選手を2人ピックアップして紹介します。
菅野智之
巨人のエースとも言われる選手です。特に短期決戦となれば先発として名前が上がることもあるでしょう。
原監督の甥っ子であることは皆さんご承知の通り。しかしこれまでも七光りという言葉には収まりきらないような活躍を見せています。
去年までで2桁勝利に届かなかった年は一度だけ。過去にはノーヒットノーランを記録したこともあります。
特に2020年シーズンの成績が素晴らしく、先発投手としての主要タイトルを全て獲得しました。
この年のオフにメジャーリーグへ挑戦するためポスティングシステムを申請していましたが、コロナ禍という状況もありポスティングは不成立となってしまいました。
本人にとってはとても残念なことだったかと思いますが、巨人としては菅野が残留してくれるということでホッと胸を撫で下ろしたのではないでしょうか。
しかし今年はコンディション不良で日本代表も辞退し、レギュラーシーズンを通してみても負け越しというこれまでにない結果で終わってしまいました。
ただシーズン終盤には復調の兆しが見えていたので、ポストシーズンでの活躍を期待しましょう。
チアゴ・ダ・シウバ・ビエイラ
先発の次は抑えの投手も重要なポイントです。
昨年までクローザーのポジションはルビー・デラロサ投手が務めていましたが、今年はアメリカでの市民権獲得手続きなどのためチームを離脱していました。
その代わり新たに守護神を任されていたのがチアゴ・ビエイラ投手です。
最高球速は167km/h。日本でもプロ野球最速記録となる166km/hを記録しています。
今年は32試合連続無失点を記録するなど絶好調。
終盤までリードを守り切り、ビエイラ投手が登板すればまず負けないと思わせるような選手です。
クライマックスシリーズでもこのように先発がしっかり抑え、野手が得点することができれば隙のない試合運びとなるでしょう。
巨人の監督
現在の監督は原辰徳監督。
これまでにも3度、巨人の監督を務めています。監督を務めた期間は合計で15年。
そのうちチームの順位が4位以下になったのは2006年の一度だけです。
その采配がワンマン過ぎると批判されることも多い原監督ですが、この監督としての成績を鑑みると、たとえアンチであってもその実力を認めざるをえないでしょう。
監督としては自己犠牲・実力至上主義・勝利至上主義をモットーとしており、選手たちには個人ではなくチームとしてのプレーを求める傾向にあります。
時には主軸のバッターに対してバントをさせることも。
原監督は怒ると怖い監督としても知られていますが、最近は時代の変化からかより野球を楽しむ方向に変わりつつあるように見えます。
2021年のシーズンではわっしょいベースボールというスローガンを掲げ、首位阪神との間に最大8ゲームあった差を縮めました。
つまり原監督は独創的な戦術とモチベーターとしての役割を兼ね揃えた監督だと言えるでしょう。
巨人の最新情報
2021年のレギュラーシーズン、巨人は結局3位という順位でした。
しかし今年のシーズンはまだ完全には終わっていません。
巨人はクライマックスシリーズに進出し、2位阪神との試合を行います。
ここで勝利すれば次は1位ヤクルトと対戦し、ヤクルトにも勝利すれば日本シリーズへ出場することになります。
巨人はポストシーズンの経験が豊富です。特に今年は首位ヤクルトに対し互角の対戦成績を残しています。
日本シリーズ出場も夢ではないかもしれません。
まとめ
以上、今回は巨人の強さの秘訣でもある戦術についてご紹介しました。
今シーズンはもう一つな成績に終わってしまった巨人ですが、きっと来シーズンからもまた強いチームとしての姿を見せてくれると思います。
現時点では来シーズンも原監督の続投が報じられています。
来シーズン以降、原監督がどのような戦術を用いて試合を行っていくのか楽しみに注目していきましょう!
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